東洋医学 – kanpouryouin https://kanpouryouin.com Just another WordPress site Mon, 22 Jul 2024 00:24:06 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.8.9 人は自然界の一部 https://kanpouryouin.com/blog/460/ Sun, 03 Oct 2021 11:20:36 +0000 https://kanpouryouin.com/?p=460 「人は自然界の一部」

東洋医学の考え方の基本は、古代中国の哲学思想に始まります。
その考えは天地間の自然現象も、人間の生理現象もすべて「氣」によって生まれ、
同一の原理によって支配されているという「天人合一」という思想です。
この思想に基づき、自然界の現象を大宇宙、人間の生理現象を小宇宙とし、人間もまた自然界の一部であると考えたのです。
古代中国哲学は、その思想をより確かなものにするべく、さまざまな学説を組み立てていくわけですが、
今回は東洋医学と関係深い『陰陽論』について説明します。

陰陽論とは」

「陰陽論」は、「自然界のさまざまな物事と変化は、その物事の内部に存在する対立するものの働きによって生じる作用である」と考え、
その相対するものを「陰」と「陽」に分けました。
例えば、一日を一つのものと考えてみると、昼の太陽が出ている間は「陽」であり、それとは反対に夜は、「陰」と分けられます。
「陰陽」は絶対的な概念ではなく、一日の中に朝や夕方などの時の流れ(陰陽の移り変わり)があるように、
「陰」と「陽」は、対立しながらも互いに依存しあい、消長していくことで一日の日のバランスを保っているのです。

「人の陰陽と鍼灸」

先にも述べたように「人間は自然界の一部」であり、自然界と同じように人にも「陰陽」が存在します。
例えば、人間の内臓はその性質や働きに応じて「陰」に属するものと「陽」に属するものに分けられます。
さらに詳しく述べると「※五臓六腑にしみわたる・・・」という表現の中の五臓は「陰」の性質を持った臓器であり六腑は「陽」の性質を持っています。
つまり、人間も自然界と同じく「陰」と「陽」の相互作用により正常な生命活動が行われ、その相互関係に乱れが生じ、
バランスが崩れてしまった状態が「病気」という事になるのです。
鍼灸は「ツボ」をつかい、その崩れてしまったバランスをもう一度、正常な状態に戻すための大切な治療手段としてとても有効です。

※五臓・・・肝・心・脾・肺・腎
六腑・・・胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦(三焦とは、東洋医学的な考え方で、機能としての存在です。)

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鍼灸治療はクセにならない? https://kanpouryouin.com/blog/452/ Thu, 03 Jun 2021 11:08:49 +0000 https://kanpouryouin.com/?p=452 病気の予防と健康の維持に絶大な威力を発揮

「鍼や灸はよく効くらしいけど、クセになるんでしょう?」

こんな素朴な疑問を効くことがあります。
安心して下さい、鍼や灸はクセになどなりません。

確かに、鍼灸治療を一度も受けたことがない方たちの、この素朴な疑問・心配は、鍼灸治療の特性を知らないからこそ起こるものです。
知らずに通院患者さんを見ていれば、

「どこも悪くなさそうなのに、なぜ通っているの?」

と、思われる患者さんは多くいるのではないでしょうか。
事実、当院に通っている患者さんの約20%は、特に不調がないのに鍼灸治療を受けています。
なぜなのでしょうか?

この通院の意味を知らずに見ていれば、

「病気でもないのに通院しているのは、クセになっているからだ。」

と、早とちりしてしまうでしょう。
確かに、病院で診察してもらうときは、病気のときに限られてます。
病気でもないのに薬を処方してもらったり、注射をして下さいという人はまずいません。

ところが、鍼灸の治療院は少々違うのです。
鍼灸の(東洋医学の)最も優れた点の1つとして、鍼灸治療は病気の時だけでなく、病気の予防と健康の維持に絶大な威力を発揮するのです。
このことを『未病を治す』と言います。

鍼灸治療には、身体のバランスを整える働きがあるため、疲れ気味の時や、気候の変わり目、持病がおきないように予防するなどのことが出来るのです。
こうした、鍼灸治療の特性を実感した患者さんたちは、健康と思われても病気を治すためではなく、
病気の予防や健康維持の管理として、定期的に治療院へ通院しているのです。

この理由を、知らない人が見れば、まるでクセにでもなったかのように見えてしまうのでしょう。
つまり、鍼灸治療には中毒性や習慣性はないのです。

自分の体を自分で管理する

病気になったら治療をするのは当然、と思っている方は大多数だと思います。
しかし、病気になる前に体の調整や管理をする、と思っている方は案外少ないのではないでしょうか。

しかし、現代社会は肉体的にも精神的にもストレスがたまりやすい時代です。
現代人のほとんどは、「半病人」と言っても過言ではありません。

病気になってから、膨大な時間と費用を使い病気を治療するよりも、病気になる前に

「病気になり難い身体」

を、作るほうが実際の所、賢明といえるのではないでしょうか?

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鍼には痛くない工夫がされている https://kanpouryouin.com/blog/443/ Fri, 03 Jul 2020 11:04:13 +0000 https://kanpouryouin.com/?p=443 管鍼法で痛くなく皮ふを通過

現在主に使われている鍼の技法は、撚鍼法と管鍼法の二種類ですが、もっとも一般的に行われているのは管鍼法です。
「管鍼法」とは、管の中に鍼を通してトントンと上からたたくように入れていく方法で、これは日本で独自に開発され、中国にはない技法です。

この管の事を鍼管(しんかん)と言い、鍼よりも2~3㎜短くなっています。
この管の中に鍼を入れて皮膚の上に置くと中の鍼の頭が少し出ます。
その少し出た頭の部分をトントンと上からたたくと、皮ふの中にスッと入っていきます。
皮膚には「痛点」がたくさんありますが、瞬間的に通過しますので痛みを感じることがほとんどありません。
鍼の頭の部分さえ入ってしまえば、鍼先は痛さを感じる皮ふをすでに通過していますので、
それ以降は鍼が刺さっていることに対しての痛みを感じることはなく、あとは目的の深さまで入れることになります。
ちなみに、この管鍼法を考え出したのは後に、「正五位」という高い位を承る杉山和一(「鍼灸は日本で独自の発達をした」で少し書いています)という人です。

杉山和一という人はシャレにならないほどの不器用者で、鍼をさすなんて高度なことはできません。
なので、医療所をクビになり歩いているところ石につまづき転んだところ、竹と松の葉が目の前にありこれを見て「管鍼法」を発明、
不器用な自分でも鍼をうまくさせる方法を思いついたそうです。
その躓いた石は、「福石」と呼ばれ江の島神社の参道に今でもあります。少し眉唾ですけどね(笑)
でも、その発明した「管鍼法」はとても理にかなっていて、現在は世界中ほとんどの国でこの方法が使われています。

鍼自体にも痛くない工夫がある

縫い針を例にして考えてみましょう。
針先が鋭くとがっているのが分かると思います。しかも、大変硬くて弾力性がありません。

「縫い針」

さらに注射針では、先がナイフのように刃物になっています。
注射針はこの硬く鋭い針先で皮膚や血管を切っていれていきます。
注射針が、ゆっくり押し当てるだけで皮膚に入るのはそのためです。

「注射針先端」

鍼灸の鍼の場合先が丸みを帯びています。(松葉型と呼ばれています。)
太さも0.16~0.18㎜が医療に使う一般的な太さではないでしょうか
普通に使う皮下注射用の針(25G)の内形が0.35㎜ですから、その中に入ってしまうほどのサイズなのです。
これらの鍼は、ただ単に細いだけではなく、弾力性も充分に持ち合わせています。
もし曲がってしまった場合でも、鋭角に曲がったり、折れてしまったりしない材質と工夫がされています。

「鍼先端」

鍼灸治療で使われる鍼は、皮ふ面を切るのではなく、この細さと弾力性を最大限に利用して、「皮ふ面を押し広げる」ようにして入っていくのです。
蚊に刺された時に痛くないのは、蚊のくちばしも鍼と同じように丸みを帯びているからです。

 

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病院医療と東洋医療(鍼灸・漢方)の違い https://kanpouryouin.com/blog/379/ Sun, 03 Jun 2018 08:02:01 +0000 https://kanpouryouin.com/?p=379 西洋医学も東洋医学も、生命力=自然治癒力をとても大切にして、それを踏まえた上で発達してきたものだったのですが、
西洋医学は18世紀を境に、症状の改善のみを目的とした分野が著しく発達し(細菌感染症や外科手術など)
さらには、検査技術の発達で集団医療として人類に貢献してきました。

しかし、その結果として個人をみる医療としては多少かけてきたものがでてきました。
戦前の日本の食事や生活習慣は自然に近いものだったので症状さえ取り除けば病気は治ってしまい、「生命力の強化」などは考える必要がなかったのです。

現代社会では、物質万能主義や経済優先となり、人間味や自然が疎外され、人々の体力は低下しストレスにさらされている生活をしいられています。
その中で起こってきた「病」は過去のものとは微妙にずれが発生しています。
症状はあっても検査結果にはあらわれないなどのものは、その最たるものでしょう。

東洋医療は、もともと個人の医学として発達してきました。
現代の生活の中での、自然治癒力の低下・さまざまな生活習慣病(成人病)自律神経失調症・身体過敏症状などの現代の病める姿には病人を診る東洋医療(鍼灸)はもっとも有効なのです。

二つの医療にはそれぞれの良さがあり、療法を上手に活用することが現代人の健康には必要なのです。

病院医療と東洋医療(鍼灸・漢方)の違い

東洋医療

特徴

  • 不足した体内物質を補う
  • 体力のカバー
  • 心理的に支えるケア
  • 痛みを軽減する

歴史と考え方

歴史

  • 中国約3000年前に鍼灸学の体系が出来上がる。
  • 5世紀(飛鳥時代)仏教とともに医師が渡来、日本の医学としての独自の発達をする。

考え方・・病人に主体を置く

  • 病気だけでなく、病人の身体を総合的に判断している。

方法・手段

  • 鍼・灸
  • 手技療法
  • 漢方薬・食膳

 

病院医療

特徴

  • 細菌感染の抑制
  • 炎症を鎮める
  • 癌などの外科的切除

歴史と考え方

歴史

  • 18世紀はじめラ・メトリー「人間機械論」に始まり、18世紀後半、ジェンナー種痘接種に成功。

考え方・・病気に主体を置く

  • 病気の部分の不調をとらえ、局所的に判断している。検査結果が正常ならば体調が悪くとも病気ではないという判断。

方法・手段

  • 外科的手術
  • 化学合成薬品
  • レントゲン・CT・MRI

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自分はどんな体質? Part9 腎の臓 https://kanpouryouin.com/blog/367/ Sun, 03 Jun 2018 05:59:58 +0000 https://kanpouryouin.com/?p=367 東洋医学の考え方では、同じ症状でもその人の体質によって治療法の組み立てが少しづつ違うのです。
この組み立ての考え方は、3つの要素から身体をとらえるのを基としています。
それは、「熱・寒」「気・血・水」「臓腑(ぞうふ)」のことで、「臓腑」の臓は、肝・心・脾・肺・腎で構成され五臓と呼ばれています。
今回はこの五臓から『腎の臓』の考え方を説明いたします。

腎(じん)・・・東洋医学が考える「腎」の機能は次の通りです。

  1. 水の調整をする(現代の腎臓としての働きと同様の考え方)
    ・・・身体の水分調節や排尿を司っているので、弱ってくると、浮腫や尿量減少、多尿、膀胱炎などを起こす。
  2. 先天の気(生命力)をたくわえている
    ・・・免疫力や生殖能力、ホルモン代謝など、生きていくうえで、最も奥深いところの働きを司っている腎が弱ってくると、
    加齢によって現れるさまざまな症状、ひん尿、骨粗鬆症、インポテンツ、難聴、病気が長引く等が、年齢に関係なく出現する。
  3. 冷えや寒さは腎に負担をかける。

自分のタイプをチェックしてみましょう

下記のチェック項目に印を付けた場所が半分を超えたら自分のタイプです。

腎の臓が不調になっているタイプ

  • 精力減退・インポテンツ・不妊症・閉経
  • 耳鳴り・耳が聞こえにくい
  • 頭髪が抜けてくる・若はげ
  • 不安感・驚きやすい・怖がり
  • 骨がもろい・腰が曲がる・歯が弱い
  • 排尿の異常(ひん尿・夜間尿・多尿)
  • うなるような苦しそうな声を出す
  • しょっぱいものが好き・または嫌い
  • 冬や寒い日に症状が悪化する
  • 免疫力が弱い・粘膜が弱い
  • ホルモン系の異常
  • 生殖器・前立腺の異常
  • いくら寝ても眠くなる
  • 顔色がどす黒い
  • 老化や、発育の異常
  • 顔や四肢がむくむ
  • 腰痛・足腰が弱い
  • 冷や寒さを嫌う

養生法

  • 耳は腎と関係が深いので、耳を良くマッサージするとよい
  • 足の裏や足首には腎を補うツボが多くあります寝る前にマッサージしたり 叩いたりするとよいでしょう。
    足首を回したり、竹踏みをするのも効果的でしょう。
  • 甘いものは腎の負担になるので注意いたしましょう
  • 塩辛いものは、少量は良いが、取り過ぎると負担になる。
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自分はどんな体質? Part8 肺の臓 https://kanpouryouin.com/blog/364/ Sun, 03 Jun 2018 05:57:54 +0000 https://kanpouryouin.com/?p=364 東洋医学の考え方では、同じ症状でもその人の体質によって治療法の組み立てが少しづつ違うのです。
この組み立ての考え方は、3つの要素から身体をとらえるのを基としています。
それは、「熱・寒」「気・血・水」「臓腑(ぞうふ)」に分類されています。

「臓腑」の臓は 肝(かん)・心(しん)・脾(ひ)・肺(はい)・腎(じん)で構成され五臓(ごぞう)と呼ばれています。
今回はこの五臓から『肺の臓』について説明いたします。

肺(はい)・・・東洋医学が教える「肺」の機能は次の通りです。

  1. 気(エネルギー)を身体に取り入れたり、外に発散させたりする。
    ・・・肺は、現代で言う肺と同様に、空気(天からのエネルギー)を取り入れ、全身をめぐらし発散させたり収めたりする。
  2. 呼吸・皮膚・鼻・大腸と関係が深い。
    ・・・肺の働きが弱ると、風邪、鼻炎、ぜんそく、皮膚炎など、様々なアレルギー症状が現れる。
    さらに、大腸と関係が深いので肺が弱ると、便秘、下痢などの症状を起こしやすくなる。
    大腸の症状を改善することはアレルギー体質の改善につながる。
  3. 肺は乾燥を嫌う。
    ・・・乾燥は肺に負担をかける。

  4. 体内の水分を調節する。
    ・・・肺が弱ると痰が増えたり、むくんだりする。

自分のタイプをチェックしてみましょう

下記のチェック項目に印を付けた場所が半分を超えたら自分のタイプです。

肺の臓が不調になっているタイプ

  • 咳がよく出る・ぜんそく気味
  • 風邪をひきやすい・寒がり
  • 肌がカサカサして潤いがない
  • 呼吸が苦しい・息切れしやすい
  • のどの調子が悪い(腫れる・乾燥する・異物感)
  • 皮膚が弱い・皮膚に異常が出やすい
  • アレルギー体質・アレルギー症状が出やすい
  • 鼻がつまる・鼻水が出やすい
  • 顔色が青白っぽい
  • 尿が出にくい・むくみやすい
  • 体毛が濃い・濃くはないが産毛が多い
  • 痰が絡む・痰がよく出る
  • 下痢または便秘の傾向がある
  • キイキイと叫ぶような声で話す
  • 辛いものがとても好き、または、とても嫌い
  • 秋や冬の乾燥状態のときに症状が悪化する
  • 臭覚に異常が出やすい
  • 呼吸器系に異常が出やすい

養生法

  • 息をゆっくり長く吐くと、肺の働きがよくなります。
  • いっぺんに大量の水分の取りすぎは、肺に負担をかけます。
    ゆっくりと味わって飲むのがよいでしょう。
  • 肺は大腸の働きと関係が深いので、便秘や下痢の改善を心がけましょう。
  • 乾布摩擦は肺に効果的です。特に左右の肩甲骨の間は念入りに。
                                          
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自分はどんな体質? Part7 脾の臓 https://kanpouryouin.com/blog/361/ Sun, 03 Jun 2018 05:46:07 +0000 https://kanpouryouin.com/?p=361 東洋医学の考え方では、同じ症状でもその人の体質によって治療法の組み立てが少しづつ違うのです。
この組み立ての考え方は、3つの要素から身体をとらえるのを基としています。
それは、「熱・寒」「気・血・水」「臓腑(ぞうふ)」に分類されています。
「臓腑」の臓は 肝(かん)・心(しん)・脾(ひ)・肺(はい)・腎(じん)で構成され五臓(ごぞう)と呼ばれています。

今回はこの五臓から『脾の臓』について説明いたします。

脾(ひ)・・・東洋医学が教える「脾」の機能は次の通りです。

  1. 飲食物を全身に運び、栄養を吸収し必要な臓腑へ送る。
    ・・・消化器系全体(胃・十二指腸・小腸・大腸・肝臓)の働きを持っている。
    さらに、消化・吸収・輸送を調整し、栄養分を必要な臓器に振り分ける。
  2. 血を調整する。
    ・・・血液や栄養を血管内にとどめ、必要に応じて運行させる。
    弱ってくると不正出血や内臓下垂などを起こす。
  3. 四肢・筋肉・脂肪・唇と関係が深い。
    ・・・脾の働きが弱ると、手足の脱力感や倦怠感が現れ、むくんで太る。
    または萎えて痩せる。
    唇は青白くなり、つやを失う。
  4. “思”の影響を受けやすい。
    ・・・脾が弱ると、悩みやすく、くよくよしやすい。

自分のタイプをチェックしてみましょう

下記のチェック項目に印を付けた場所が半分を超えたら自分のタイプです。

脾の臓が不調になっているタイプ

  • 食欲不振・過食気味
  • 胃が重い・消化不良を起こしやすい
  • 内臓の下垂(胃下垂・脱肛・下宮下垂)
  • 胃や腸がチャプチャプする
  • 下痢や軟便の兆候がある
  • 顔や身体が黄色っぽい
  • ニキビやおできができやすく、化膿しやすい
  • 唾液やよだれが出すぎる、または口が乾きやすい
  • 身体がだるい・気力がない
  • 筋肉に締まりがない・身体がブヨブヨした感じ
  • 思い込みが強い・思い悩みやすい
  • 甘いものが異常に欲しくなる、またはとても嫌い
  • 唇・口角が荒れる
  • 急にムクミ太った、または急に萎えて痩せた。
  • 鼻歌を良く歌う・声を出すと調子がいい
  • 湿気をとても嫌う・湿気で症状が悪化する
  • 栄養吸収の異常(食べても身にならない)
  • 消火器の異常(胃や腸の調子をすぐに崩す)

養生法

  • バランス良く食べる。偏った食事をしない。
  • 食べ物はよく噛んで、胃腸に負担をかけず吸収しやすくする。
  • 甘いものは、脾の働きを助けるが、取り過ぎれば逆効果。
  • 酸っぱいものの食べすぎは、脾に負担をかけるので注意する。
  • よく声を出すように心掛ける。歌でも効果がある。
  • おなかを冷やさずに温める。よくほぐすようにマッサージする。
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自分はどんな体質? Part6 心の臓 https://kanpouryouin.com/blog/358/ Sun, 03 Jun 2018 05:30:34 +0000 https://kanpouryouin.com/?p=358 東洋医学の考え方では、同じ症状でもその人の体質によって治療法の組み立てが少しづつ違うのです。
この組み立ての考え方は、3つの要素から身体をとらえるのを基としています。
それは、「熱・寒」「気・血・水」「臓腑(ぞうふ)」に分類されています。

「臓腑」の臓は 肝(かん)・心(しん)・脾(ひ)・肺(はい)・腎(じん)で構成され五臓(ごぞう)と呼ばれています。
今回はこの五臓から『心の臓』について説明いたします。

心(しん)・・・東洋医学の考える「心」の機能は次の通りです。

  1. 心は血液の流れを調整する。・・・血液を全身に送るポンプ機能。
  2. 心の作用は顔や舌に現れる。・・・心が弱ってくると、顔や舌に異常が現れ、
    のぼせ・ほてり・舌の震え・舌の委縮・動悸・脈の乱れが現れる。
  3. 心は暑さに弱い。・・・暑さは心に負担をかけるが、苦みのある食物を食べる事により、その働きを補うことができる。
  4. 心は“喜び”の影響を受ける。・・・喜びすぎて心のエネルギーが過多になると理性を失いやすく現実逃避の傾向が強くなる。

  5. 心は精神や思考活動を調整している。

自分のタイプをチェックしてみましょう

下記のチェック項目に印を付けた場所が半分を超えたら自分のタイプです。

心の臓が不調になっているタイプ

  • 動悸・息切れ・呼吸が早くなる
  • 不安感・ノイローゼ・意識の不安定
  • のぼせたり・身体がほてったりする
  • 心臓の付近が痛くなったり、苦しくなったりする
  • ヒステリー気質・興奮すると体が震える
  • 舌の異常(ただれ・こわばり)
  • 笑うような声を出す・意味もなく笑う
  • 苦いものが好き、または嫌い
  • 夏や暑い日に症状が悪化する
  • 味覚が突然変わった・味覚が鈍感になった
  • 心臓・循環器・血管系の障害がある
  • 胸に圧迫感がある
  • 不眠傾向・物忘れが多い
  • 顔色が赤っぽい
  • 寝汗や冷や汗をよくかく
  • 心拍数が多い・不整脈
  • 情緒が不安定の傾向

養生法

暮らしの中で自らできること

  • 繊維質(イモ類・海藻など)を多くとるようにする
  • 食べ物を良く噛んで、あごや舌に刺激を与える
  • 苦い食べ物は、心の働きを助けるので暑い季節は多めにとる
  • 塩辛いものは、心の負担になるので取りすぎない
  • 手を良くもんだり、指を動かすと心の働きが盛んになる

 

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自分はどんな体質? Part5 肝の臓 https://kanpouryouin.com/blog/352/ Sun, 03 Jun 2018 05:17:36 +0000 https://kanpouryouin.com/?p=352 東洋医学の考え方では、同じ症状でもその人の体質によって治療法の組み立てが少しづつ違うのです。
この組み立ての考え方は、3つの要素から身体をとらえるのを基としています。
それは、「熱・寒」「気・血・水」「臓腑(ぞうふ)」に分類されています。

「臓腑」の臓は 肝(かん)・心(しん)・脾(ひ)・肺(はい)・腎(じん)で構成され五臓(ごぞう)と呼ばれています。
今回はこの五臓から『肝の臓』について説明いたします。

肝(かん)・・・東洋医学が考える「肝」の機能は以下の通りです。

  1. 肝は血液を貯蔵する。・・・病院医学と考え方は同じです。
  2. 肝は体内の毒素を排除する。
    情緒に悪影響をあたえる感情因子も排除する。肝が強いと体が丈夫で心が安定しているので「肝っ玉がすわっている」などと呼ばれる。ここで言う「肝っ玉」とは「肝」のことを指します。
  3. 肝は筋肉を支配する・・・筋肉の疲労回復・筋力・運動を調節している。
    肝が不調になると、筋肉が痛み、スジが引きつり身体が痛くなります。
  4. 肝は眼を支配する・・・肝が不調になると、眼の痛み・かすみ眼・めまい
    ドライアイ・視力低下などを起こしやすくなります。
  5. 肝は情緒を支配する・・・肝が不調になると、物事に驚きやすくなったり
    イライラして怒りやすくなったりします。

自分のタイプをチェックしてみましょう
下記のチェック項目に印を付けた場所が半分を超えたら自分のタイプです。

肝の臓が不調になっているタイプ

  • イライラする・怒りっぽい・短気
  • 胸やわき腹が張って重苦しいことがある
  • 眼の異常・・・疲れ・痛み・充血・涙目・乾燥(ドライアイ)・視力低下
  • 頭痛・肩コリ・首のコリ・めまい・立ちくらみ
  • 寝起きが悪く、倦怠感がある
  • 気持が滅入りやすい・うつ傾向
  • 爪の異常・・・もろい・変形・割れる・凹凸
  • 静脈(あおすじ)が目立つ・アザができやすい
  • 口が苦い・べたべたする・嘔吐感
  • 筋肉の引きつり・しびれ・けいれん、等が起こりやすい
  • 生理不順・生理痛が強い
  • 顔色が青っぽい
  • 酢っぱい味のものがとても好き、またはとても嫌い
  • 春の気候や気圧の変化によって症状が悪化する
  • 涙がよく出る・または乾燥する・涙もろくなった
  • 肝臓・胆嚢の病気をした
  • 自律神経失調・情緒の障害を感じる
  • 生理・更年期の諸症状がある

養生法

暮らしの中で自らできること

  • 筋肉をゆるめるように心掛ける・・・衣類の締め付けはほどほどに
  • 腹式呼吸をする・・・吸うことよりも、息を吐くことを大切にする
  • ゆっくりと歩幅を大きめにして歩く・・・ゆっくりとした行動
  • 眼を休める・・・眼の疲労は肝の負担を増やす
  • 酸っぱいものを食に加える・・・ほどほどの食は肝の働きを助ける

 

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自分はどんな体質? Part4 水 https://kanpouryouin.com/blog/342/ Sat, 02 Jun 2018 16:28:07 +0000 https://kanpouryouin.com/?p=342 東洋医学の考え方では、同じ症状でもその人の体質によって治療法の組み立てが少しづつ違うのです。
この組み立ての考え方は、3つの要素から身体をとらえるのを基としています。
それは、「熱・寒」「気・血・水」「臓腑」のことで、今回はこのうちから「気・血・水」の『水』の考え方を知っていただきたいと思います。

水(すい)・・・東洋医学が考える「水」は水分・リンパ液・身体の水はけ(水の代謝作用)を意味しています。
汗・唾液・尿・痰(たん)などの分泌物や排泄物も含まれる。

水の主な働きは、全身を潤すことで、皮膚や筋肉・粘膜や臓腑を温め、栄養を与え潤したり、関節や筋肉の働きを円滑にすることです。

水の過不足によって起こる症状には以下のものがあります。

①津虚(しんきょ)…身体の水分が不足したり、その働きの低下状態。
水が不足したりその働きが低下すると、身体が冷えて皮膚がカサカサし、気力が低下してくる。

②水毒(すいどく)…身体の一部、または全体に水が停滞した状態。
水は不足してないが、その流れが悪く水の作用が充分に働かないために体調が低下していること。
むくみ・筋肉がつる・胃の不快感・めまい・息切れなどを起こしやすく、身体が重い。

自分のタイプをチェックしてみましょう
下記のチェック項目に印を付けた場所が半分を超えたら自分のタイプです。

津虚(しんきょ)タイプ…水が不足したりその働きが低下した状態

  • やのどが渇きやすい
  • 皮膚がカサカサして、潤いがない
  • 便秘気味・ころころ便
  • 食べ物が飲み込みにくい
  • 濃い鼻水が出る・鼻が乾燥している
  • 粘っこい痰がからむ
  • 関節の動きが悪い・ゴワゴワする
  • 髪の毛・皮膚・唇が乾燥気味
  • 排尿の回数が少ない・量が少ない
  • 舌が小さくて乾燥している

水毒(すいどく)タイプ…身体の一部、または全体に水が停滞した状態

  • 身体が重くてだるい
  • 顔や手足がむくむ
  • 朝の筋肉のこわばりや頭痛
  • 身体を動かすと、お腹で水の音がする・膝に水がたまる
  • 水溶性の下痢をしやすい
  • めまい・立ちくらみ・車酔いをしやすい
  • 排尿の回数が極端に多かったり、極端に少なかったりする
  • 水っぽい鼻水がよく出る
  • 唾液の分量が多い
  • 舌はぽっちゃりして、大きく肥大している

養生法

津虚(しんきょ)の場合

水を補う食べ物
乾燥感があり、皮膚がカサカサし筋肉がごわごわするときの食べ物
豆腐・ゆば
冬瓜・トマト・きゅうり・はす
うめ・桃・スイカ・メロン・ぶどう・レモン・みかん・パイナップル

水毒(すいどく)の場合

利尿効果のある食べ物
むくんだり、筋肉がつったり、身体が重いときの食べ物
そば
トウモロコシ・大豆・小豆・黒豆・そら豆
冬瓜・きゅうり・セロリ・玉ねぎ
昆布・わかめ
ねぎ・白菜
キウイ・すいか・ぶどう
あさり・しじみ
緑茶・コーヒー

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